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利休にたずねよ 【茶道具】 映画「利休にたずねよ」に協賛した伝統工芸士、久保左文作の茶筅 数穂 白竹 日本製 茶筅 数穂

前に持っていた茶筅より、使い易い気がして、お茶もきれいに泡が立ち美味しいようです。こしが有るので、壊れにくいと思います。 【茶道具】 映画「利休にたずねよ」に協賛した伝統工芸士、久保左文作の茶筅 数穂 白竹 日本製 茶筅 数穂 関連情報

利休にたずねよ 利休にたずねよ (PHP文芸文庫)

 太閤秀吉の茶頭として「侘び茶」を広め大成させた茶の湯者、千利休を主人公に描かれた歴史小説。漫画『へうげもの』と、ある程度の利休関連書を読んでから本書を読んだためなのか本作の利休像に違和感を感じて、余り楽しめませんでした。以下、若干ネタばれしていますのでご注意ください。 利休は「利休居士」と呼ばれ、禅宗で一定の修行を経なければ与えられない「居士」の称号を持っていたひとです。同時に堺の魚問屋の息子であり、実際したたかで商売上手な面もあったのでしょう。そして、最期は秀吉に頭を下げることを拒んで切腹という、茶の湯の美に生涯をかけた芸術家でもありました。利休とはそういう、超俗と俗が混ざりあった複雑な人物だと思っています。俳人の小林一茶や、禅僧の一休だとて、人生をのぞいてみると、そういう人間としての複雑さを持っています。 本書では、利休の女性関係に焦点を寄せ過ぎていて、茶の湯者、美の探究者、求道者としての利休の厳しさや、細川忠興や古田織部ら弟子たちとの絆、利休の「侘び茶」の特徴や革新性などがそんなに描かれないので残念でした。奥さんの宗恩は茶の湯者としても有名で、利休も認めるほど美的感覚に優れた人だったという資料もある人ですが、本作では、なんだかめそめそしたしめっぽい妻という印象が残ってしまいましたし、なによりもたかだか昔出会った美女なんぞのために、茶の湯の道を左右される利休宗匠なんか見たくないんだァ!という思いに駆られてしまいました。利休は「顔回」なんていう銘を茶道具につける人なのです。そうでなくとも、天下人の茶頭まで登りつめるような決断力と行動力のある果断な人物です。感傷は似合いません。なによりも芸術家の業とは、美への執念とは、そんな軽い、生易しいものではないのでないかと思うのです。 この話の肝である恋愛云々という事柄自体が求道的な利休の茶風と印象的ずれがあるので、これを読者に納得させるには相当な説得力がいると思いますが、その点に成功していないという気がします。佐藤賢一さんの『女信長』くらいエンターテイメントとして割り切って見てくれということなのかもしれませんが、信憑性に差があり過ぎますし、厳しいことを言いますが、それならそれで最終的に「ありえない!でも、アリと思う位面白かった!」と言わせるだけのものを書いてほしいです。デュマの『三銃士』の<鉄仮面>―ルイの弟フィリップ―なんて、ありえないけどメッチャクチャ面白いじゃないですか? 著述スタイルは、時系列を前後させながら利休と彼を取り巻く様々なひとびとの視点から利休の半生を書くというものですが、視点を複合的・重層的にすることで何をしたいのか、何を強調したいのかがよく分からず(「女」の正体が明らかになるまでのミステリー感を出したいとか?)、浅いというかどこか中途半端という印象を受けました。そもそも実在感の薄い昔の女が話の肝なので、話が深くなりようがないという気がします。この「女」がもっと魅力的に造形してあれば、若いころの恋愛が肝でも説得力があったかもしれませんが(ダンテがベアトリ―チェに対したくらいの高まりがあれば)、異国の高貴な身分の女で、気高い気性でうんぬんというだけでは、とくに女性読者は納得できないのではと思いました。生き生きしていないというか、個性的ではないですし。視点を分散させたせいでそのへんの書き込みに割くべき紙幅が足りないと感じました。作中で利休がちょこちょこいいことを言っているのかもしれませんが、利休についてある程度前知識のある人間が読んで唸らされるようなものではありませんでした。 執筆の苦労も知らない素人が生意気なレヴューを書いて申し訳ないですが、山本さんは人気作家ですし本作は映画にもなるということで、この利休像広く世の中に受け取られる可能性が高いと思われます。鑑賞者にはあくまでフィクションとしてある程度距離を置いて見ていただきたいという思いがあり、辛めに書かせていただきました。 本作を読まれる方は、これはあくまで山本さんの利休像だということを念頭に置いて読んでいただきたいです。利休については賛否両論ありますし、人物像の幅は広いのです。杞憂かもしれませんが、ひとつの像を鵜呑みにしないでください。  利休にたずねよ (PHP文芸文庫) 関連情報

利休にたずねよ 利休にたずねよ コレクターズ・エディション(Blu-ray Disc)

原作のファンですが、期待以上にビジュアル化が成功していると思います。この時代の背景を理解していない人は、観てもポカーンとするだけでしょうが、侘び寂の美学を知っている人なら十分楽しめますね。 利休にたずねよ コレクターズ・エディション(Blu-ray Disc) 関連情報

利休にたずねよ 利休にたずねよ 通常版 [DVD]

他のレビューアーの方も書かれていますが、秀吉に大森南朋を演じさせたことが、そもそも失敗のもとだと思う。大森の演技の軽さのせいで、(美意識を含め)すべてを統べる天下人である秀吉と利休のこだわる美しさとの葛藤が全く深みに欠けてしまっている。信長を演じた伊勢谷友介が”良い感じ”で演じているので、大森のキャスティングが非常に残念である。また、石田三成役の福士誠治も軽い。それと、難点がもう一つ。若きの恋に破れる前とその後の、利休の変わりようが極端過ぎる。私は原作を読んでいるので、映画化に大いに期待したのだが、正直、いまひとつ満足できない作品であった。という訳で、評価は☆3つ。 利休にたずねよ 通常版 [DVD] 関連情報

利休にたずねよ 【映画パンフレット】 『利休にたずねよ』 出演:市川海老蔵.中谷美紀.大森南朋

映画館で売り切れでした。綺麗なパンフレット手に入り良かったです。 【映画パンフレット】 『利休にたずねよ』 出演:市川海老蔵.中谷美紀.大森南朋 関連情報




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