幻の甲子園 ランキング!

幻の甲子園 昭和十七年の夏 幻の甲子園―戦時下の球児たち

 今も朝日新聞社の甲子園についての正式発表は「昭和16〜20年 戦争のため大会中止」となっている。 しかし、実際には昭和17年の夏に、一度だけ、大会が行われているという。 本作は、その大会の実像を描いたノンフィクション大作。実際に当時、甲子園でプレーした方々(現在85歳前後)を全国から見つけ出し、彼らの証言やスコアブックをもとに、試合を鮮やかに再現していく。その緻密な描写と迫力は、息をのむほど。正直「よくこんなに調べたなあ」と呆れてしまう。 さらに、この本の肝は、そんな球児たちが、大会後、それぞれどのように戦争に巻き込まれていったかを、しっかりとフォローして書いていること。シベリア抑留、空襲、原爆など、大会後の球児たちが体験した人間ドラマの数々に、涙を禁じ得なかった。台湾の代表校が出ていることにも驚いた。 本の帯の裏に「傑作ノンフィクション」とあるのは嘘ではない。戦史ノンフィクションに残る名作である。 昭和十七年の夏 幻の甲子園―戦時下の球児たち 関連情報

幻の甲子園 昭和十七年の夏 幻の甲子園―戦時下の球児たち (文春文庫)

スコアブックから転記されているようなところも、ところどころに見受けられるけれども、70年前の大会の描写には臨場感がある。その理由は何と言っても、丹念な取材・インタビューだろう。選手のプレーに関する記憶はやはり鮮明だ。多くの選手の記憶が甲子園での試合を再現している。そして、特定の人物やチームに偏ることなく全試合を追っていることによっても臨場感が増している。幻の甲子園を初日から追うことが出来るし、相互のチームの視点から検証する効果もある。「運命のホームスチール」なんかは読んでいて息を呑みそうになった。少し考えさせられるのは、戦時中の野球の位置づけだ。敵国のスポーツと見做されるだろうし、「何も非常時に野球なんて」という声も向けられるだろう。そうした中で野球をし続ける意義とはなんだろうか?意義なんか考えずに没頭することにこそ意味があるのだろうか?選手たちも自問自答したはずだろうが、明確な答えがあるわけでもない。大規模災害の最中に読んだので少し考えすぎたかもしれないが、結構重たいテーマのような気がする。 昭和十七年の夏 幻の甲子園―戦時下の球児たち (文春文庫) 関連情報

幻の甲子園 甲子園と平壌のエース―東北高校・波山次郎と幻の北朝鮮野球

あえて私は、こう見出しをつけさせていただいた。波山次郎投手がもし、日本のプロ野球で投手として(この際打者でもいいが)大成していたら・・・・・当時すでに一世を風靡していた「村山対長嶋」、後の「江夏対王」のような名勝負が、実現していたかもしれない。「波山対王」さすれば、彼の人生の悲劇はなかったのではないか。国籍の問題、在日の問題などなど、いろいろな問題が、波山次郎というアスリートを、そしてその家族をほんろうしたことは、間違いない。唯一の救いは、彼が北朝鮮に「帰国」後も、野球人として出来うる限りの活躍をしていたということだろう。もう少し時代が遅ければ、彼はもっと野球人として、歴史に名を残せたかもしれない。「タラは北海道」などと言って、「こうだったら・・・」という言い訳のような言動を抑えるような表現がある。それは確かに、野球のプレーにおいては、いつまでも引きずらないためにも必要なことである。だが、読むほどに、そんなものがいかに浅はかで薄っぺらい言動でしかないか、思い知らされる。いわゆる「北」側の人たちの主張を全面的に支持するつもりも否定するつもりもないが(もちろん「南」側の人たちも)、集団としての「朝鮮人」と、個々の人たちとはまた、別であることはいうまでもない。彼(彼女)らの生きてきた時代とその生活を、われわれ日本人もまた、安っぽげな敬意や非難の言葉で語ってはならないのではないかという思いを強くさせられる。もし、波山次郎というプロ野球選手が球史に名を残す投手になっていたら・・・・・ 甲子園と平壌のエース―東北高校・波山次郎と幻の北朝鮮野球 関連情報

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明るい色のリュックがほしいとのことで、一緒に探しました。クリスマスに余裕で間に合いました。配送は1日で到着しました。すごい! 【Honesty Mouth】 英字 迷彩 風 大容量 おしゃれ かわいい カラフル リュックサック リュック ショルダー 肩掛け バッグ 2WAY デイパック 通勤 通学 学生 カジュアル レディース メンズ ミニポーチ セット 関連情報




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