情事 ランキング!

情事 情事 [DVD]

本作品がカンヌ映画祭で初めてお披露目された時、表現が不道徳だとしてかなりのバッシングを受けたらしい。ほぼ原型に近い型にデジタル修復されたDVDで見たのだが、現代のエロス・スタンダードからすればとりたてて目くじらをたてるほどでもない。あちらこちらのパートがjカットされて本国イタリアでは上映されたのも、むしろ失踪した女のカレシとその女友達が恋仲になるというスキャンダラスな展開がカソリック的に問題になったと予想される。しかし、当時の批評家の間では最後まで明らかにされないアンナ(レア・マッサリ)失踪の謎が論争まで起こしたらしいが、ここは(アントニオーニのいうとおり)その後のサンドロ(ガブリエーレ・フェレツェッッティ)とクラウディア(モニカ・ヴィッティ)の関係性を浮かびあがらせるためのサブ・イシュウとして見過ごした方がよいだろう。何事も“ペルケ(なぜ)”と理由を明らかにしなければ気がすまない俗物と同じ視点で見ると、あまりにも抽象的なアントニオーニ作品を“感じる”ことはおそらく不可能だからだ。無邪気なカップルのイチャツキを見ても嫉妬すら感じないクラウディア、そして自分が納得する建築物を設計できないがために構造計算士に鞍替えした結婚できない男サンドロ。バカンスに出かけた島で失踪したアンナを捜索しているうちに恋に落ちる2人。しかしそれは、お互いの空虚な心を埋めるためだけのさめきった関係。はじめはアンナを失ったことに恐怖を覚えたクラウディアではあったが、サンドロと深い仲になったとたん、今度はアンナが再び現れることを恐れてしまう。愛からは何も産まれないことをまるで証明するかのように、アントニオーニはクラウディアとサンドロの乾いた絡みを淡々と追いかける。愛の不毛・・・本作品に続く『夜』においても、そのテーマはより深く鮮明に描かれている。 情事 [DVD] 関連情報

情事 情事 [DVD]

 イルマーレ、ラスト・プレゼント、純愛譜、インタビューの”さわやかな”イ・ジョンジェが全く違ったタイプの男性を演じている。はっきり言って、レンタルDVD店で手にした時はちょっとショックでした。でも、情事/不倫という”火遊び的な恋愛”とは違って、”本当の意味での純愛映画”だと思います。いやらしさが全くなく、とてもきれい。イ・ジョンジェの手が、指の動きがとてもきれいで、バックに流れる曲が”せつなさ”を引き立たせています。本当に人を愛したことがある人は、共感できる映画ではないでしょうか。 思いがけなくとてもいい映画だったので、いつでも見ていたくて購入しました。先に”情事でイ・ジョンジェの演じたウインは、今までとは全く違ったタイプの男性だ”と言いましたが、”一人の人を深く愛している”というところでは彼の演じる役は共通しているかもしれません。 情事 [DVD] 関連情報

情事 情事 (集英社文庫 143-A)

今は亡き森瑤子氏が、37才の時書いた処女小説。初めてにして「すばる文学賞」を受賞したという作品です。彼女自身がイギリス人と結婚したということで、小説もイギリス人の夫のもとで、老いを感じ始めた妻が起こす情事について描かれています。読み出したとき、「山田詠美氏の直木賞受賞作『ソウルミュージック・ラバーズオンリー』に良く似たシチュエーションだなぁ」と思いました。山田氏が森瑤子氏の影響を受けているということなのでしょうか?森氏の作品は、単なる情事ということではなく、女性が女としての絶頂期を過ぎたときに感じる焦り、性への欲望、守らねばならない日常というしがらみ‥そんなものが切々と迫ってきます。30代後半から40代の既婚女性に読んでいただけるといい本と思います。 情事 (集英社文庫 143-A) 関連情報

情事

DVDはリージョンコードのためみられなかったので、VHSで観ることが出来た。 関連情報

情事 情事(紙ジャケット仕様)

CDショップで探すよりアマゾンで探すほうが楽ちんです。本当に欲しいものを購入できるので良いです。 情事(紙ジャケット仕様) 関連情報




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