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歌詞読めねよ！歌詞聞き取れねよ！カラオケで歌えねじゃん！ジェーン・ドウ関連情報

カオティックハードコアの雄、コンヴァージの１２年最新作。先行公開のPVでは歌物に回帰した様に思え、「ついにパワーダウンか…」なんて思ってましたが、蓋を開けてみると…これは凄い！とんでもない大傑作である！前作「Axe to Fall」が比較的シンプルな構成で、ブチ切れたギターソロを全開に弾いていたが、今作は誰もが認める名作「Jane Doe」の頃に回帰した様な、まさに「カオス」の嵐である。まず兎に角、曲の展開が読めない。凄まじいまでのタムロール多用の高速ドラムビートの裏で、重心が低いベースがブンブンと唸り、ギターがピロピロ鳴ったと思ったら突然のビートダウン、そしてブルージーな曲が始まったかと思ったら唐突に爆走開始。全１７曲、４７分間がハリケーンの如く襲いかかりあっと言う間にアルバムの幕は閉じる。前作のメタルよりでハードコアの割に解りやすい展開も爽快感があり傑作だったが、コンヴァージが磨き上げたカオティックハードコアの作品としては「You Fail Me」を凌駕する出来だと思う。ジェイコブのスクリームは全盛期の金切り声を上げないものの、その魂から叫ぶ怒声は声の種類は変れど、聞き手の激情を刺激する点には全く衰えていない。全ての楽器と怒りの叫びに聴き手はただ蹂躙されるばかり！しかもただ怒りに任せ大暴れするだけのハードコアでは無く、どこかシニカルで知的な雰囲気、儚さを感じされるメロが出てきたりと、やはり重鎮はそこいらのハードコアバンドとは一線を隔している。日本盤にはオンライン予約で完売してしまった輸入デラックスエディションのボーナス曲が収録されているが、激速曲が２曲と超ヘヴィなスラッジナンバーで良曲。本物の破壊衝動に触れたい方は必ず聴くべし！間違いなく大傑作である。オール・ウィ・ラヴ・リーヴ・ビハインド関連情報