悠木圭子 ランキング!

悠木圭子 ちあきなおみ・しんぐるこれくしょん

ちあきなおみが大型新人として鳴物入りでレコードデビューしてから、今年は35周年目に当たります。この節目の年に、『ちあきなおみムード歌謡全曲集』を露払いとして、そして『もうひとりの私~ちあき 船村徹をうたう』を従えて、『ちあきなおみ・しんぐるこれくしょん』がリリースされたことに大変感慨深い思いがします。ちあきなおみが、コロンビア時代(1969~1978)に放ったシングルは27枚、54曲です。(1976年に「酒場川」のB面曲として発売された「矢切の渡し」が後に評判となって、1982年にA面曲―B面曲は「別れの一本杉」―として再発売されていますが、これを含めないのが妥当だと思います。)そして今回の『しんぐるこれくしょん』には、A面27曲の全てと、B面27曲のうちの18曲が収められています。【註】B面曲の残り9曲ですが、6曲(「かなしい唇」、「愛の荒野」、「海郷」、「帰っておいで」、「海のそばで殺された夢」、「視角い故里」)は別売の『ちあきなおみ・これくしょん ねぇあんた』で、2曲(「忘れえぬ慕情」、「ついて行けないわ」)は通販商品『うたくらべ ちあきなおみ』で、それぞれ揃えることができますが、いずれも高価です。また残りの1曲「恋のめくら」に至っては、差別用語というおよそ文化を標榜する業界にあっては御門違いと思える理由のため、今回も収録を見送られました。A面の全曲収録は、『ねぇあんた』で既に実現されているのですから、『しんぐるこれくしょん』ではB面曲も全て網羅して欲しかったですね。そうあってこそ、より意義あるものとなり得たのではないでしょうか。両面2曲をペアにして時系列に収録することで、ちあきなおみの歌の変遷をつぶさに知ることができるものとなり得たでしょうに、残念でなりません。とは云うものの、初めてCD化されたB面曲が沢山あって、ファンにとっては嬉しい限りです。そして、ちあきなおみに初めて触れる方には、まず手にとって欲しいコレクションです。2枚のディスクのラベルには、それぞれ書体の異なるちあきなおみのサインがプリントされています。1枚目のディスク(1969.6~1973.2の作品群)が前期のもので、2枚目のディスク(1973.6~1978.2の作品群)が後期のものです。その書体の変化が、そのまま彼女自身の発達・発展の証であることを、このコレクションを通じて知ることができる筈です。 ちあきなおみ・しんぐるこれくしょん 関連情報

悠木圭子 究極盤 八代亜紀の昭和歌謡大全集

夜中に長距離ドライブする時には八代亜紀の歌はいいですねえ、昭和の世代には懐かしいです。 究極盤 八代亜紀の昭和歌謡大全集 関連情報



人気動画!