名探偵コナンTVアニメコレクションDVD 黒い疑惑FILE集 8個入 BOX (食玩)
毎回書いているので、書く事もなくなってしまいます。願いは2時間SPも収録して欲しいなぁ 名探偵コナンTVアニメコレクションDVD 黒い疑惑FILE集 8個入 BOX (食玩) 関連情報
Doubt きりのない疑惑 ミステリー傑作選 (講談社文庫)
お馴染みの「ミステリー傑作選」ですが、この1冊に所収されている8編は、選ばれただけはあると言えばそれまでですが、実に見事な作品群です。個人的な好みでは、何と言っても大御所佐野洋の「選挙トトカルチョ」が最高でした。一見、ミステリーとは程遠い内容でありながら、見事なミステリーの仕立てあげています。流石、ベテランと言うしかありません。短編ミステリーの分野では、彼の右に出る人はいないでしょう。もう一編。読み終わって、そのタイトルの意味深さに唸らされた作品があります。それは、長岡弘樹の「傍聞き」です。この作者の作品を読むのは初めてですが、素晴らしい出来でした。 Doubt きりのない疑惑 ミステリー傑作選 (講談社文庫) 関連情報
現代日本文学「盗作疑惑」の研究―「禁断の木の実」を食べた文豪たち
森鴎外や井伏鱒二が、他人の日記や資料を下敷きにして自分の小説を構築しているという話を、原文と作品との比較によって明らかにした、おもしろい本。最近では田口ランディが、既存の小説やネット上の投稿などを自分の小説に大量に使っていたことが明らかとなっており、そうしたパクリの系譜を理解するうえでも役にたつだろう。ただし、内容的に竹山のオリジナルがそんなにあるわけではない。すでに指摘されていたことを、一本の本にまとめて、原文対比までつけて見やすくしたのが本書の価値。そこに、多少の追加の掘り下げはあるし、また見やすくはなっているのだけれど、それ以上のものはあまりなく「似てるでしょう」と言って終わってしまっているため、尻切れトンボな印象。また、谷沢永一がなぜ!か!えらく入れ込んで、30ページに及ぶ解題をつけているけれど、その中にある「文学作品の創作性を定量的に評価する新たな方法を提案」というのは言い過ぎ。「設定を使っている」「場面が似ている」といった程度のランク付けをしているだけ。また谷沢の文そのものは、すぐに精神論に堕してしまい、怒鳴る割には中身がなくて鼻白む。作品とネタもとの対比はおもしろいので、多くの人に読んでほしい。これまでのいろんな「文豪」たちの評価も変わってくるだろう。★三つは、うーん、ちょっと厳しいかな。三つ半ってところ。 現代日本文学「盗作疑惑」の研究―「禁断の木の実」を食べた文豪たち 関連情報