中沢厚子ファーストアルバム(紙ジャケット仕様)

でかい顔ジャケに一目惚れ。これほどまでに時代に置き去りにされたようなアルバムはないでしょう。まさにあの時代の真空パック。そしてセピア色のバラードが素晴らしい。美メロをミルフィーユ状にした東海林修氏の銀河鉄道サウンドがすでに完成している。この一曲だけでも買う価値のある、幸薄シンガーのアルバムを聴け。 中沢厚子ファーストアルバム(紙ジャケット仕様) 関連情報

おかあさん

中沢厚子さんというと、昔「いつかある日」で有名だった人だったという記憶があります。アルトで歌うやまがたすみこさんというか森山良子さんというかという印象でした。多分ずっと現役で歌ってきたのでしょう、このマキシシングルでは、野田淳子さんをちょっとポップス寄りにした感じの温かい声で、人生のある一時期を丁寧に歌います。例えば一曲目は体が不自由になった母親を介護する娘の歌。本来こういう感動系の音楽は守備範囲ではないのですが、「私の名前も顔も判らなくなっても心配ない」などと歌われるとどうしてもうるうる来ます。二曲目も家族がらみ。それにしても、CD化されたファーストアルバムの方が音が自然だというのはどういうことなんでしょうねえ。 おかあさん 関連情報

中沢厚子ファースト・アルバム あなたが母を愛したようにあなたが父を愛したように

私の子供の頃の情景がかさなってきましてジーンときます。ひとりぼっちの曲が多いですよね。 中沢厚子ファースト・アルバム あなたが母を愛したようにあなたが父を愛したように 関連情報

中沢厚子は1970年代に活躍した日本のフォークシンガー。東京都出身。
1970年キリンフォークコンテストで第3位に入賞。同年、吉田拓郎のデビューアルバム「青 ...