野沢尚 ランキング!

野沢尚 川、いつか海へ DVD-BOX

野沢先生、倉本先生、そして三谷先生と、全くカラーの違う3人の脚本なのに、6本が同じテンポで、決して今時のドラマのような激しい展開ではないけれど、ゆっくりとした流れがよかった。強いて私的な苦言を述べると、3人の個性が出尽くしてはいなかったように思う。保存版としてとっておきたい1本。 川、いつか海へ DVD-BOX 関連情報

野沢尚 リミット (講談社文庫)

昔、安田成美が主人公で、田中美佐子が悪役でドラマやってました。あまり見ていなかったので、全く先入観無く読んだのですが、子供を奪還するために、仲間をも敵に回して立ち向かっていく主人公に、同じ子供を持つ母親として、ものすごく共感しました。どんどんいやな展開になっていくので、読んでいくのがつらくなってくるのだけれど、やめられない!ラストが心配になって、思わず最後の方をパラパラ読んでしまいたくなる!悪人であるはずの、智永、泉、泰史、そしてフィリピン人のグエンでさえも切ない悲しい壮絶な人生。愛情持って描かれていますね。最後は読者自身もボロボロになって、へとへとになって、ラストを迎えることでしょう。 リミット (講談社文庫) 関連情報

野沢尚 恋人よ [DVD]

個人的には鈴木保奈美さんの代表作といっても過言ではないと思っています。一番美しかったときの保奈美さんが最高の涙を見せてくれます。ストーリーは到底ありえないようなシチュエーションですが、野沢さんの脚本のおかげでどんどん引き込まれていきます。風景、音楽、配役すべてがドラマにマッチして見ごたえありますよ。DVD化を心待ちにしていました! 恋人よ [DVD] 関連情報

野沢尚 深紅 (講談社文庫)

小6の主人公が修学旅行先で突然家に帰るように言われるところから始まるストーリー、。子供ながらに、家族の死を確信し、東京に帰るまでの4時間を、不安な気持ちと覚悟を持ってやり過ごしていく。そして知らされる残虐な殺人行為。読者は、この少女を悲劇のヒロインとして認識し、罪を犯した犯人を心から憎む。第2章には、犯人の男の上申書が綴られていく。そこで知る、彼の悲劇。読み手を今度は行き場のない怒りに誘う内容である。この前半部分の展開は、読み手を一気に引きずり込み、途中で止めることを許さぬ構成だ。やがて始まる、被害者と加害者の二人の娘のくだり。前半に比べると、確かに緩慢かもしれないが、作者の言いたいことはこの後半にこそある。真綿で首を絞めるように徐々に加害者の娘を追いやっていくさまは、前半の性急な犯罪と対比されて、むしろ怖い。大変に計算されつくした傑作と思った。映画も見てみたい。 深紅 (講談社文庫) 関連情報

野沢尚 ステイ・ゴールド [VHS]

現在では少女時代の深津絵理主演映画として一部のみで有名な作品かもしれず、本作をぜひ見たいと考えるのも深津絵理ファンが大多数なのかもしれない、しかし、このままDVDが発売されず、レンタルVHSも棚から消えたままの状態が続くのはやはり残念とおもう、本作は1988年秋に「バカヤロー」第1作と併映された小品、当時のいわゆるバブル時代の好景気で松竹映画自身も少々の冒険作を作る余裕があったからこその作品でもある、「スタンド・バイ・ミー」の少女版ではあるが、あちらが探しに行くのが死体という生々しいものであるのに対して、本作は「幻の湖」であるところに日本においては作家側も観客側も「夢見がち」な傾向の強い作品を望む姿勢が1980年代においてすでに確立したともいえる、したがって「スタンド・バイ・ミー」のような人生の苦さを感じさせる作品ではない、三人組は、長髪の美少女、普通の子、ボーイッシュな子で構成されている、深津はもちろんボーイッシュな娘役、すでにキャラクターは踊る大捜査線とまったく同じ、ほくろも同じ、なのが微笑ましい、少女達の行動と並行して描かれる高島兄弟兄と渡辺典子の恋愛に関して深津に「やっちゃったのかな?」というセリフを担当させている点など演出側には先見の明ありです、劇の内容はともかく、実に美しい映像の映画であり特に後半の山岳シーンでの冷気をおびた色彩の数々は邦画としての標準をはるかに超えたみごとなものです、 ステイ・ゴールド [VHS] 関連情報




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