中原丈雄 ランキング!

中原丈雄 【Amazon.co.jp限定】アルジャーノンに花束を Blu-ray BOX (オリジナルトートバッグ付)

待ちにまった、「アルジャーノンに花束を」のBlu-rayを、トートバックも付けて頂き、本当にありがとうございました。また、何かしらの商品を、購入する時は、アマゾンさんに注文しますので、よろしくお願いします。 【Amazon.co.jp限定】アルジャーノンに花束を Blu-ray BOX (オリジナルトートバッグ付) 関連情報

中原丈雄 ワイルド7 Blu-ray & DVDセット プレミアム・エディション(初回限定生産)

70年代の人気コミックの映画版だが、その内容は、平成のワイルド7といった感じ。メンバーともワイルドな感じがしないが、高度な火器を扱う知的集団のような感じで、ひ弱な印象を持ってしまう。原作のファンが見たら、失望するような内容だが、作品的には、飛葉以外のメンバーはオマケの存在。戦術も個人行動が目立つも、組織的に編成されているとは思えなかった。ドラマ性は低く、見所は大型バイクを使ったバイクアクションと派手なガンアクションだけだ。使用する銃も玩具に見えてしまうのは、邦画の悲しいところだ。作品の作りは、アメリカのアクション映画を真似たような感じだが、同時に、日本のアクション映画の限界も感じてしまった。 ワイルド7 Blu-ray & DVDセット プレミアム・エディション(初回限定生産) 関連情報

中原丈雄 早海さんと呼ばれる日 コンプリートDVD-BOX

フツーの家族ドラマなんだけどどこか新鮮。感動できるシーンもたくさんあった。要潤の役が良かったな。改心して、また人生やり直す姿勢。 早海さんと呼ばれる日 コンプリートDVD-BOX 関連情報

中原丈雄 蠢動-しゅんどう- 豪華特別版 (BUSHIDO : Special Edition) [Blu-ray]

 13年10月に劇場でこの映画を見て、一発で心を奪われましたが、元々どうしてこの映画に興味を持ったかと言うと、三上監督がかつてWeb上で82年に自主制作された16mmフィルムのオリジナル版『蠢動』のコマとストーリーの展開が並べられたサイトをアップされていて、それを見て個人的に好きな俳優さんである西田良や汐路章らが登場することもあり、どういうものなのか一度観てみたいと思っていたことによります。劇場版は大変迫力がある上、ストーリーも非常に綿密で、起承転結が大変明確で主題も共感できるものでした。 それから10ヵ月後の8月、いよいよBD-Boxが発売されることになり、その中に何とオリジナルの16mm版が特典として加えられることを知り、ずっと前から予約しておきました。このBD-Boxは本編と5つの予告編が収まった「予告編集」、三上監督による「ネタバレ解説」の3編からなったディスク1と、82年に製作されたオリジナル版の『蠢動』に、4部構成の「蠢動-メイキング-」の2編を収めたディスク2の2枚構成になっています。また、オリジナル版『蠢動』の縮小復刻版パンフレットに、初回限定版のみの特典として、10月に行なわれる特別上演会の無料招待カードが入っている豪華なものでした。観る前からワクワクしてくるものが揃っていますが、ここはまず『蠢動-しゅんどう-』本編をじっくり観ておくことをお勧めします。その際に色々な画面の色合いや構図、カットやシーンの切り替え等、色々な点を意識して楽しんでおくと良いでしょう。その上で、「ネタバレ解説」や「蠢動-メイキング-」を観ると、「なるほど、あれがそうだったのか」「やはり、あれはこう言う意図だったんだな」と言う具合に、思い出しながら二度楽しめるものになっています。 ストーリーはあまり細かくは書けませんが、大筋は幕府から普請工事費の割り当て金が地方の小藩である因幡(いなば)藩(架空)に負わされる恐れがあり、それを何とか回避するために心ならずも様々な立場の藩士らが苦悩し、悲劇に巻き込まれると言うものです。ここで特筆されるのは、それぞれの役どころが皆「悪」ではなく、自らの立場・役目を全うしようとしているだけと言うことです。ですから、敢えて言うなら、怒りをぶつけたくてもぶつけようのないものが「悪」になります。実はこれこそ「武士道」であって、この理不尽な武家社会の仕組みが人々を不幸にしている訳です。では、幕府からの隠密を任された剣術指南や、最後に登場する幕府の要人は「悪」ではないのかと言うと、彼らもまたしっかりと自らの使命を全うしようとしているだけで、正しいことをしているに過ぎません。それぞれの立場が因幡藩と言う舞台の上で牽制し合い、争い合い、また支え合っているんですね。前に観た時に「蠢動」の意味が細かい虫達がうごめき合う様であることから、一小藩の中で人々がそれぞれの立場を全うすべく、ざわざわやっているのを俯瞰したような意味合いのタイトルなんだろうと思いましたが、このディスクで三上監督が言及しているように、当事者からすると必死で守る様子も、大局的には小さな虫達の「蠢動」でしかなく、正に大きな目で見ると小さな者達がうごめいているだけの虚しいざわめきなのです。 最後に若い藩士香川が雪上で仲間であるはずの同士に追われ、図らずも激しく刀を交えるまで、基本的にストーリーは「静」ですが、何か地下で鬱積したものがぶくぶくと湧き出そうな状態で推移して行き、それが剣術指南役と藩内随一の使い手である師範代との殺陣シーンから急にギラギラとした熱いものが噴出するかのように前面に出て、話が「動」へと急転換します。藩の内情・置かれた立場を会話の中で説明しながら進む「起」、それを受けて登場人物それぞれの立場で話が進む「承」、藩の命で大きな事件が発生する「転」、事件の収束のためにかえって大きな事件に発展して、言いようのない虚しさの中で終わる「結」と、登場人物の立場がそれぞれ異なるものを平行して描きながら、最後に一本に絞り込むことで、それらがもの凄い力になって、何か矛盾する言葉になりますが破裂しそうな虚無感のようなものを生み出しているのでしょう。全く計算し尽くされた見事なストーリーだと思います。 さて、特典の中の目玉とも言うべきオリジナル版の『蠢動』ですが、これはストーリーが、最初から三上監督自身演じる青年剣士香川が他藩に修行の旅に出るシーンから始まります。追っ手には本編でも使われた親友の木村もいますが、彼は本編とは異なり、香川の姉との祝言を控えた間柄としては設定されておらず、最後も香川が心ならずも木村を自身の刀で斬ってしまうようになっていて、随分ストーリーが変更されていることが分かります。また、追討隊長になる原田(西田良)は、やはり本編とは別に香川を良く理解している先輩ではなく、ただ藩内随一の使い手と言う設定で、本編での原田のような苦悩はあまり感じられません。また城代家老の荒木(玉生司朗)も苦渋の選択で香川を欺くと言うより、悪代官的な冷徹なキャラクターとなっていました。また、幕府からの使者(汐路章)もその風貌から、ただただ「悪」な印象に徹していました。それに本編で見られた剣術指南役はオリジナル版では設けられていませんでした。基本は藩の存続のためにいわれのない罪を何も知らないままかぶって同士を斬り、自分も奈落の底へ陥れられる若い剣士が描かれていますが、この路線一本になります。本編はこれに加えて城代家老から見た流れと、師範代の原田からみた流れがあって、これら3本の本流が絡み合って、さらに支流として親友の木村と姉のつながり、道場で敵対する若手藩士と剣術指南役の松宮の流れが加わり、ともすると煩雑になりそうになるところを上手く本流に飲み込む形で太い一本の流れ(つまり「武士道」と言う形のない「悪」)を組み立てているんです。つまり82年の最初のシナリオから、様々な要素を加えてさらにそれらを吟味し、絶妙のバランスで配された役どころが出来上がったのが本編であると言えましょう。82年のオリジナル版は、監督の若い映画作りに燃える熱気がベテラン俳優を動かして仕上られたもので、自主制作の低予算な中で作られたものにしては、しっかりした内容のものだと言えますし、本編を観た上でこれを鑑賞すると、様々な相違点が見えてきて、実に興味深いものになりますね。ただし、いかにも素人然とした若手藩士の役を演じた監督の仲間達と思われる皆さんの台詞回しや演技は、正直言って西田・汐路・玉生らのベテラン俳優さん達とはもちろんかなりギャップも感じられましたが、あくまでもこのオリジナル版は本編をより一層楽しむための調味料であり、これによって楽しみが一層味わい深くなることは間違いないです。大変満足できる映像特典でした。 本編に話が戻りますが、城代家老役の若林豪の無言の中での苦悩、悲しみ、怒りの表現や、幕府からやってきた剣術指南役の目黒祐樹のどっしり構えるだけで威厳を感じさせる雰囲気、それに藩内きっての使い手である師範代役の平岳大の無表情の中の感情表現等、それぞれの役者さん達の演技が素晴らしく、最後の雪上の大殺陣シーンで力を出し切って熱演した香川役の脇坂智史の力感あふれる演技も立派でした。そして音楽を廃して和太鼓だけでリズム感や緊張感、また、躍動感が見事に表わされているのも全体の印象に大きく影響しています。何から何まで緻密に考えられた展開に、じっくり腰を据えて観る向きには本当にたまらない時代劇映画だと思います。 メイキング編も非常に内容が濃くて、監督の徹底したこだわりや裏話、俳優さん達の意識や役に臨む姿勢、その他大変興味深い内容が満載でした。とにかく、様々な面で細かく読み取るポイントが配されていて、全体としても観終わった後で色々考えさせられるものがあり、しかもそれらの解答の大きなヒントになる話が満載のこのブルーレイディスクBox。おいしい具がたくさん詰まった特上の重箱のような作品ですね。 蠢動-しゅんどう- 豪華特別版 (BUSHIDO : Special Edition) [Blu-ray] 関連情報




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