伊崎充則 ランキング!

伊崎充則 失われた時の流れを [VHS]

中井貴一主演のドラマの中でも秀逸な作品です。第二次世界大戦末期終戦直前の小学校3年生位の子供たちの生活を描いた作品ですが、俳優陣も豪華で、また、子役の少年達の演技も良くて、観終わった後に、非常に良かったと思わせる作品です。 失われた時の流れを [VHS] 関連情報

伊崎充則 夢 [DVD]

黒澤氏が見た夢を映像化したもの。「ストーリーが分からないから面白くない」という、アホみたいな評価をした評論家もいたそうだが、人間の夢とは本人以外には分からなくて至極当然。『夢』にストーリーを求めるのは本末転倒である。『トンネル』だけは、他の7編とは明らかに異質。ストーリーもしっかりしており、涙無くしては観られない感動作。個人的にはこれがベスト。だが、他の件も甲乙つけがたい。全編を通して、『クロサワ』だからこそ撮れた作品だと、感心させられた。 夢 [DVD] 関連情報

伊崎充則 夕凪の街 桜の国 [DVD]

 1本の映画として見た場合、非常に良くできた映画である。素直に感動できる作品だと太鼓判を押す。 その上で苦言を呈す。 自国の戦争被害を訴える「戦争被虐」映画ばかりつくるのは、いいかげん、たいがいにしてもらいたいものだと思う。 日本人というのは優しい国民性だから、どうしても加害者の立場の映画というのは作りづらいというメンタリティがあるのはよくわかる。 数ある戦争映画、反戦映画の中でも、日本で果敢に加害者としての戦争映画を撮ることができたのは唯一、山本薩夫だけだったろう(特に『戦争と人間』第二部)。それぐらい少ないのだ。 もちろん海外にだって、それはそんなに多くはないが、民間人を含めてあの時代、日本人だけで300万人以上、アジア・太平洋地域全体で2000万人が亡くなっている歴史の一コマに触れようというのだから、もう少し真摯な姿勢があってもいいのではないか? さすがに本場ハリウッドを擁する米国にはそういう立場から撮られた作品はたくさんある。だからといってそれが戦争の抑止になったりすることはまずないが(そもそも米国はいっこうに戦争をやめないし。軍・産複合国家なのだから当たり前の話だが)。だから、こういう映画を一人でも多くの人が見て「戦争のことを考えましょう」、なんてことを唱えること自体がそもそも、無意味なことなのだ。 よく、日本の戦争責任を追及する人たちのことを「被虐史観だ」などといって歴史的な事実までをもねじ曲げようとする輩が、特に近年になって異常にふくれあがってきている状況があるが(昔は保守党の政治家でさえ「それはそういうことはあったことは自身が戦時中に大陸に行ってその眼で見てよく知っていることだが、それは今は立場上、そういうことははなかった、と言うしかないんです」と正直に話してくれていたものだが=以上の会話は筆者が実際に保守党の某大物政治家の側近だった方から直接聞いた話)、今ではそういう事実があったことすらすっとぼけて政治的に利用しようとする連中が世の中に溢れかえっている、たいへん憂慮すべき状況になっている。 だからこそ、こういう自国の「被虐」部分だけを取り上げた戦争にまつわる映画というのは、一見、有意義そうには見えるが、実は、こういう時代状況を照らし合わせてみると、有害なものにしかならない。 日本共産党ご推奨だった「裸足のゲン」には、その赤裸々な描写で子供には確実にトラウマを残すものがあった。それに比べ、本作の原作コミックにはそういうカ所が極めて少ない。映画化された本作はそれに輪をかけた大甘タッチだ。原爆被爆をバックに世界平和を訴える国内左翼勢力から何とか「ヒロシマ利権」を奪いたいと考えている保守勢力がこういう大甘作品を最大限に利用しているのだと簡単に想像がつく。 かつて黒澤明が『八月のラプソディ』を作ったとき、欧米のジャーナリストから総スカンを食った。「なぜ、いつまでも被害ばかり強調するのか?責任はどう考えるのか?」と。黒澤は「それはテーマが違う」と反論していた。欧米のジャーナリストはいかれた連中だと思ったものだが、本作のような映画を未だに作り続ける日本映画界のことを思うと、彼らの言い分もまた一理あるなと感じる。 かといって、その「日本の責任」が、原子爆弾を投下した米国の歴史的暴虐の言い訳には決してならない、ということもまた厳然たる事実だ。 日本人なら、そんなことは皆、知っている(よほどの無知か、米国かぶれの売国奴でもない限り)。だが、繰り返しになるが、それを映画でメッセージとして世界に発信しようとしても、それは無意味だ。 被害者から原爆を落としたものに「嬉しいですか。成功しましたよ。また一人死んでいきます……」などという強烈な台詞を吐かせたとしても、彼らがそれを聴く耳を持つことなどはあり得ないのだ。                夕凪の街 桜の国 [DVD] 関連情報

伊崎充則 魔性の子

 キャストは俳優さんが殆どなので、期待を裏切らない作品です。 ゾワゾワと背筋を這い登ってくる恐怖。 著者の勧め通り、夜中にヘッドフォンをして、ヴォリュームを上げて聴きましょう。臨場感はバッチリです。  十二国記ファンはもちろん、ホラーフリークにもお勧め! 星四つなのは、個人的に最後が物足りなかったな、というだけです。 魔性の子 関連情報

伊崎充則 夕凪の街 桜の国 [DVD]

死んだんじゃないよ。 殺されたんだよ。。。こころに悔しい思いをいだきながら自分だけでもなく、子子孫孫まで・・・そんな苦しい気持ちを誰に言えばいいのだろう。誰にも償ってもらえない・・・・悶々とした気持ちを抱きながら・・・だからこそ、こんなことは二度と無いように・・・と祈る気持ちが、心に刺さる。そんな映画です。 夕凪の街 桜の国 [DVD] 関連情報



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