KAGEROU ランキング!

KAGEROU 齋藤智裕「KAGEROU」を読み解く

kagerou関連の本だからという理由だけで読みもせずに★1をつけている・・・な人がいるようですが、そのような方は「磯野家の謎」に代表される謎本、解説本の類を全て否定するつもりなのでしょうか便乗本などと言っている方もいるようだが、そんなことを言い出したら数多出ている村上春樹関連の本なんかも、全て便乗本ということになる(笑)まぁ、kagerou本体に読み解く価値がないことは言うまでもない話だが、まがいなりにもベストセラーなのは確かなわけで、それに対しての考察本を出すのは別段、おかしなことではない 齋藤智裕「KAGEROU」を読み解く 関連情報

KAGEROU Tour‘06-‘07『蜉蝣』Final 蜉蝣 Last Live《蜉蝣最終公演》【限定メモリアルBOX】 [DVD]

名前通りメモリのあるボックスです。最高です!!!!!!!!! Tour‘06-‘07『蜉蝣』Final 蜉蝣 Last Live《蜉蝣最終公演》【限定メモリアルBOX】 [DVD] 関連情報

KAGEROU 影牢 ~ダークサイド プリンセス~

初代の刻命館から全てクリアしています。数年ぶりにシリーズが復活することを喜んでいたのですが…これはディレクターが良くなかったのでしょうか。良くなったのはグラフィックと主人公たち一派のキャラクター性強化くらいで、それ以外はやけに遊びにくくなってしまいました。良かった点・グラフィックは明らかに向上。当たり前と言えば当たり前だけど、やはり綺麗な絵だと雰囲気が出ます。過去作ではあまり人物キャラに力を入れていないのか荒いポリゴンで、「人間」としてみないと「人間」に見えない四角い顔立ちが目立っていましたが、今作はようやく理想に近い造形が見られるようになりました。・主人公一派のキャラ性強化前作までは殺人に葛藤を覚える普通の人間だったりしていましたが、今作は魔人の娘とその眷属三人娘という組み合わせで罪悪感や背徳感を覚える事は一切なく、ノリノリで人を生贄に捧げていきます。雰囲気がかなり違ってしまいましたが、それぞれのキャラが立っている事、そして主人公の魔人の娘が仕事人のように人を罠に嵌めていく(各シナリオのプロローグで会話のやり取りの後、決め台詞的に「堕としてあげる」と宣言する)姿は昔のアニメ作品を思わせて実に恰好良いですね)。・トラップの豊富さ過去作に比べてユニークなトラップが増えました。前々作「蒼魔灯」のトラップ作成エディット機能があったらより良かったと思いますが、本作だけでけっこうなボリュームがあります。また従来に比べ、三角木馬等女性キャラに決めたいトラップも増えて実に良いですね。悪くなった点・敵が同時に出すぎる(常時ほぼ三人)これによりコンボ中に他の敵が邪魔になる事がしばしば。また落ち着いて罠に嵌めた敵を見物することも出来ず、逃げ回りながら次々にトラップを決めていくだけになりがちです。せっかく罠にはまった敵を鑑賞するためのカメラ視点変更も逃走時の邪魔になります。せっかく増えたセクシー系のトラップもリアクションを落ち着いて見ていられません。・敵耐性の多さ今作はあまりに耐性が多く(序盤から無効化・耐性を複数持つキャラが頻発。下手すると合計10近くある敵も)、何が効くのかいちいち敵のプロフィールを見ながら考えないといけません。色々検討した結果、「結局壁からコンボ始めないと効かない」くらいの結論が多く、豊富なトラップの選択肢が狭まってしまいます。・アーマーブレイクの仕様が雑今作は1コンボ中に敵耐性を全て突く事で武装した敵のを破壊するアーマーブレイクという要素があります。しかし、上記の敵耐性が多すぎて、1コンボ中に全ての耐性を突くことがそもそも大変なうえ、罠無効化も多いため隙間を縫うようなコンボにする必要があります。結果、コンボのパターンが狭まる上にブレイクしたメリットも耐性が消え防御力が下がるだけで(せめて莫大な経験値が入るならともかく)そんな面倒な事するくらいなら威力の高い仕掛けにぶつける方がよっぽど楽。またこの仕様のためか、トラップ一発の威力が弱めでかつ敵の体力が序盤からやけに高いためテンポも悪く感じます。賛否両論の点・1話中に出る敵が増えた。以前までなら1話で2~5,6人の敵がほとんどで終盤にようやく最大で10人くらいの敵が出ますが、今作は序盤から12~14人出てきます。(3~5人くらい倒すと、一時中断のようになり、リトライしても途中からになる)常時二、三人敵が出る状況が増えてしまいましたが、個人的には1話当たりの敵が増えてやり応えが増えました。これでコンボの邪魔をしないようCPUが配慮してくれたら…。・アビリティ機能トラップ以外に「任意で回復」「任意で敵の動きを止められる」「任意で敵を怒らせるビーム」等、いってみれば特殊技が使えるようになりました。が、この内「敵の動きを止められる」能力が極悪。これで動きを止めてからトラップコンボを始めれば1対1ならボスクラス相手でもまず負けない。初心者救済の要素もあるけれど、主人公がこういう能力を持つのはシリーズとしてやや邪道とも(主人公自身は攻撃能力は持たず、トラップのみで勝負が本来の姿のはず)。様々な進歩も感じましたが、新システムがどうにも足を引っ張ってどうにも純粋に楽しめない一作になってしまいました。主人公たち一派の魅力が無ければ投げ出してしまっていたかもしれません。今作のグラフィックで影牢や蒼魔灯をリメイクしてくれた方が楽しめたかも。とはいえ、今作の問題点を見直して早々に続編を出してくれることを期待して今作は☆三つとします。やっぱり敵を罠に嵌める魅力は他に替えようのない楽しみがありますね。 影牢 ~ダークサイド プリンセス~ 関連情報

KAGEROU カゲロウ

ミッシェル・ガン・エレファントがジャズバンドだったら、こんな音を出していたことだろう。00年代のキナ臭いジャズファンクを一気に過去のものにする凄まじい迫力。80年前後のフェイクジャズやノーウェーブ勢を極限まで鍛え上げた感じ。あるいは、バディ・リッチとイギー・ポップの異種交配。ジェイムズ・チャンスも草葉の陰で驚喜していることだろう。(生きてるけど)日本人の奥底に流れている(としか思えない)ガレージサウンドを、ジャズのイディオムで放出した渾身作。こういう音を待っていた!ロック好きにこそ、この乱痴気パーティーを体感してほしい。 カゲロウ 関連情報

KAGEROU 火花

芥川賞候補とお聞きして、先日購入し2時間で読了しました。今まで芸人さん等が書いた類のイロモノは読んでこなかったので、かなり食って掛かって読みましたが、思ったよりも好感が持てた、と言うのが素直な感想です。先ず、良いと思った点。純文学らしい、「人間の奥底にある、取るに足らない問題」を主題としている所。主人公の心情や性格が作りこまれており(これは作者自身の事かもしれませんが)、彼の人生の生きづらさや迷い、憧れ、守りたいものが読者に訴えかけられ、私たちは自然と自分の人生や考えを顧みさせられます。また、登場人物において素晴らしかった点は、全ての人間が人間臭い事です。陽と陰の部分が脇役においても細かく書き込まれ、生臭さを感じさせられます。文体については、賛否両論あるようですが、自分は、大正・昭和初期の文学を彷彿とさせるような言葉の言い回しに好感が持てました。崩れたと思ったら、固い文になる、という事に違和感を持つ人もいると思われますが、自分はピシっと空気が締まる雰囲気がして、芥川龍之介の晩年の作品を思い起こしました。しかし、文体は好みもありますし、作者の書き方だとペダンチックだと受け取る人も少なからずいると感じます。さて、この「火花」は全体を通して見てみると、かなり時間の流れがずさんだと感じられます。時折、読者が主人公の時間の流れに置いていかれる感じもありました。中々読みにくかったと仰っている方々はこの時間の流れについて行きづらかったのではと思います。また、主人公が自分の考えを述べている時、これは作者の独白文のような印象を受けました。読者は物語からは置いていかれ、作者のワンマンショーを見させられている気分にもなります。この点においては太宰的と言えばそうなのですが、若干くどい感がありました。まだまだ、もっとこの作者は作品を書き続けるべきだと感じました。もう2,3作書いて、洗練されたものになることを期待しています。 火花 関連情報




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